2023年からリリースしている揃着(そろいぎ)。
OSOCUが持つ型紙を活かして、小規模でも導入できる働く人の服を作るサービスです。地元の素材を使うことで地域循環も意識した働く人の服を提案しています。
そんな服を導入してくれた方はどんな方々なのか、インタビューを交えたブログ形式でご紹介します。
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今回ご紹介させて頂くのは、
愛知県阿久比町にある谷性寺さん。
以前から自分たちの考える作務衣を作りたいという想いがあり、公式LINEよりお声がけを頂きました。
阿久比町はOSOCUの使う知多木綿生地の生産地。OSOCUも作務衣の企画が構想にあったので、ぜひにということで製作が始まりました。
谷性寺さんは地域に関わる活動を様々行われています。
マルシェ、上映会、ヨガ、屋外保育など実に多種多様で、ここに至るまでのお話に興味があり、作務衣の納品そのものは夏前に終わっていたのですが、10月に改めてお話を伺いに行きました。
※本堂前にある法然上人像。高校時代浄土宗の学校だったので、ちょっと懐かしかったです。
話し手:谷性寺 矢野さんご夫妻(住職・奥様) 聞き手:OSOCU 谷
※住職の晋空さんは住、奥様の美佳さんは美と表記します。
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谷「今日はお時間いただきありがとうございます。作務衣はその後どうですか?」
住「僕は暑がりでまだあまり着られていないですが、そろそろ良い季節ですね」
美「私は寒がりなんでもうよく着ています。パンツの方は単体でも使いますよ」
谷「ありがとうございます。普段にも使ってもらえるのはとてもうれしいです。」
※住職は名古屋黒紋付染めの黒、奥様は谷性寺さん特別色の明るいブラウンで染色しました。
谷「今日は谷性寺さんが地域で様々な活動をされていることについてお話を聞きたいと思います。WEBサイト拝見しましたが、かなり多様ですよね」
美「そうですね。でも実はWEBサイトにはあまり載せていませんが、タニオンという音楽イベントが一番有名かもしれません。」
住「本堂内がステージなんです。最近はお寺でのコンサートもありますが、ご本尊の前のエリアまで使うのは珍しいと思いますね」
谷「確かに聞いたことが無いです。いつから音楽イベントをやっているのですか?」
美「先代が始めていて、もう30年前くらいです。以前はサマーフェスティバルとして夏にやっていたのですが、猛暑になってきたので2016年から名称も谷性寺音楽祭TANION(通称「タニオン」)として5月に開催しています」
住「私がDJをやっていることもあって機材も良いものを入れています。演者さんからは空間含め音が良いという声を聞きますね」
谷「本堂のしかもご本尊前というのは演者にとっても観客にとっても、非日常感がすごそうですね。」
美「そうですね。愛知県各地から音楽好きな方が来る感じですね。演者さんは全国から呼んでいます」
※本堂の外観
谷「マルシェはいつごろからですか?」
美「2014年からです。音楽祭は知名度もありましたが、近くの方が来るという感じではなくて。」
住「どちらかというと近寄らない感じだったかも」
美「だから地域に溶け込む活動をしたいなと思っていたんです。2014年から4-5年ほど続けました。一旦地域のイベントに関わるようになって間が空くのですが、2022年からお寺のイベントにやはり力を入れたいと思うようになり、TOMOBIKI SUNDAY(トモビキサンデー)という名前でスタートしました」
谷「何店舗くらい出ているのですか?」
美「今は30店舗近くですね。あまり断らないのでどんどん増えてきました」
住「本堂も含めて全部が出展場所になりますよ」
↓普段は静かな場所にブースやキッチンカーがずらり
美「あと、マルシェには裏テーマがあるんです。それは、地域から相談をもらうハードルを下げようということです。」
谷「なるほど、まずは足を運んで知ってもらうのですね」
美「はい、マルシェで顔だけでも見かけていたら、何かあった際に声をかけやすくなると思うんです。」
住「特にご不幸ごとはどこに相談していいかわからない人が多いと思います。墓地とか檀家とかそういうことは関係なく相談に乗れたらと。」
谷「あ、それは助かりますね。普段接点がほとんどなく葬儀や法事だけ付き合う形だと、いろいろと知らない決まりごとがあって困ることがあります。違和感もありますね」
住「今は各宗派とも、お寺がもっと普段から開かれた場になるように、という動きがありますね」
谷「良い流れですね」
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※谷性寺さんのWEBサイト https://www.kokushoji.com/
谷「マルシェ以外の取り組みも谷性寺さんが企画しているのですか?」
奥「そういうものもありますが、お声がけいただくことも多いです。ヨガや屋外保育は声をかけてもらって、場所を提供している形です。先代の時から、何事も基本あまり断らないんです」
谷「なるほど持込企画なのですね」
住「ライブもありますよ。タニオンをやっているからというのもあると思います」
谷「様々な受け入れ経験があるんですね。今度のあぐいの美塾もそうした流れですか?」
奥「そうですね。私たちとしては自然な流れです」
あぐいの美塾はこちら↓
谷「今後は何か考えていることはありますか?」
住「もう結構いろいろ手を広げているので、とりあえずは現状維持かなとは思います。本業の仕事もありますし。ただお弟子さんは探したいと思っていますね」
奥「私個人としては、地元の知多木綿で地域の文化や気候にあった服を作ってみたいという想いもあります」
谷「継続性と地域性、いいですね!今日はありがとうございました」
※来年の春夏にと試作したコットンヘンプの作務衣をこの日持参。暑がりという住職も気に入ってくれました。
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お話では他にもユニークな話がたくさん。
すべては書ききれない情報量でした。
様々な顔を持つお寺で、地域に開かれているのは素敵だなとシンプルに思いました。
11/2には谷性寺さんでd news aichi agui さんのあぐいの美塾が開催されます。
私自身も参加予定で今から楽しみにしています。
https://www.instagram.com/d_news_agui/?hl=ja
写真:OSOCU 谷
文:OSOCU 谷